長崎食育学

大学教育推進PGでの長崎女子短期大学の役割

大学教育推進プログラム、という言葉をご存知でしょうか?
これは文部科学省が高等教育を支援する事業の一つです。
各大学や短大、高等専門学校からの申請を受けて
達成目標に対して明確な効果が見込めるであろうものを重点的に
財政支援し、高等教育の質向上を目的とするものです。

 

これに名乗りを上げた学校の一つが長崎女子短期大学です。
この短期大学で行うプログラムは「長崎における食育学」
というものについてです。
元々、幕末以降(それ以前からですが)外国からの流入が
豊かな地域であった長崎ゆえに、その食文化も非常に稀有な
点があります。
それらを研究し、そしてその文化を伝えるために長崎食育学を
学んでいるのが同短期大学の生活創造学科 栄養士コース
の生徒たちです。
彼女たちはこの大学独自の「長崎食育学」というカリキュラムを学び、
それによりさまざまなボランティアを経験し、郷土料理や
長崎の食文化について知識を深め、その調理法についての
技術を向上させていきます。

 

長崎女子短期大学における長崎食育学というのは
その性質上、国内の食育学として特記すべき内容であり
その支援は食育学という範疇の中で育くむことで
長崎という土地独自の文化を継承する意味があると認められたのです。

 

では具体的にどのようなことを学ぶかと言いますと・・・
先ほどの述べたように長崎はその複雑な地形や風土から
独自に誕生した料理には枚挙にいとまがありません。
ちゃんぽん、皿うどん、カステラ、卓袱料理、普茶料理、
ターフル料理など諸外国からの影響を大きく受けて長崎として
独自に成り立ってきた料理。
それらの経緯や由来をきちんと学び、その独自性や特色を
「郷土の味」として身につけるものです。

 

また長崎は缶詰、パスタ、カレー、ハム、ソーセージ、
パン、ビール、アイスクリーム、チョコレート、キャンディー
など現在でもある多種多様な加工食品のルーツとしても
外国からその影響を受け、そして日本国内へ流通させた
要地であったわけです。
ですので、それら加工食品についても長崎を経由して
どのように変化し、現在の形に成り立って行ったのかを歴史と共に
学びます。

 

短期大学という短い時間だからこその凝縮したプログラムは
他に類を見ないアカデミックな講義を受け、そして実践し
体験し、大学教育推進プログラムとして大きな成果を期待されています。